Report活動レポート

人種・文化・価値観を尊重しながら、多国籍の方々とコミュニケーションをとること

鈴木沙季 育英短期大学
(現代コミュニケーション学科1年)

留学期間:
2018年2月4日~2018年3月5日
留学先:
アメリカ
カルフォルニア大学 アーバイン校

人種・文化・価値観を尊重しながら、多国籍の方々とコミュニケーションをとること

ホストファミリーと過ごした日々

私は今回の4週間留学で、新たな環境で自分を試してみたい、という目的がありました。日本は自国なのでとても居心地が良いのですが、その環境を出て一歩踏み出したい。英語はもちろんですが、現地の食べ物を食べ、現地の風習に習い、多国籍の方々とコミュニケーションをとりたいと強く思い、留学を志望しました。

幸い私は以前オーストラリアへ4年半語学留学をしていました。ですが、ホームステイは今回が初めての経験でした。出国前からホストファミリーと連絡はとっていたものの、どんなファミリーなのだろう。どのように接すればいいのだろう。もしかして厳しい家族だったらどうしよう。といったような不安がありました。ロサンゼルス空港に着き、その不安はピークに。そしてホストファミリーとの待ち合わせ場所である学校に着いた時、ホストマザーが私をみて笑顔で駆け寄ってきてくれたのを今でも覚えています。

その瞬間、私の不安はどこかへ消えてしまいました。ホストファザーもマザーもとても優しく、語学や国際問題に関してとても熱心に語り合えるファミリーでした。また、私のステイ先に同じカルフォルニア大学に通っている日本人留学生もおり、すぐに仲良くなることができました。それから毎晩、ホストファミリーと学校の出来事、異文化、日本の文化(日本の習慣や作法など)ニュースの出来事についてなど、たくさんのことを語り合いました。私は日常会話の英語は自信をもって話すことはできます。

ですが深い分野についての英語力には自信はありませんでした。初めは言いたい専門用語がわからず、何度も話がとまってしまうことがありました。ですが留学を終える最終週にホストマザーから「初めてファミリーで語り合った日より、英語がスラスラと出てくるようになったね。自分の意見もしっかりと信念をもって英語で言えるようになったね。」と言ってもらえ、感激し、涙してしまいました。ホストファミリーと過ごした日々は私の宝物です。とても良い経験になりました。

積極性や協調性を学んだ学校生活

学校での生活は、毎日とても楽しく時間が過ぎてしまうのがとても早く感じてしまう程でした。私は3つのクラスを受講していたのですが、とても興味をもち、学ぶことが多かった講義はAmerican Cultureでした。アメリカの文化を深く学び、プレゼンテーションをしたり、ディスカッションを中心とした授業でした。学んだことは山ほどあります。アメリカの大学の種類、晩婚化問題、時には恋愛の価値観についても話し合い、プレゼンテーションを行いました。日本とは違った文化や価値観を学ぶことができ、アメリカという異文化を深く追求することで日本を客観的にみることができました。

そして最終プレゼンテーションの際に、自ら1番に行いたいと言い、トップバッターで行いました。その際にクラスの友人や先生から沢山のコメントをきくことができ、この4週間で語学力以上に積極性や協調性を学べたと感じています。また、週末には友人とハリウッドへ行ったり、放課後にはクラスで仲良くなった友人と出かけたりと、学校生活を有意義に過ごすことができました。

学校生活

2度目の留学で得られたもの

私は短大卒業後、留学に関わる仕事、または日本と海外のかけ橋になれるような仕事に就きたいと考えています。今回の留学で私は以前よりも異文化について深く学ぶことができました。そしてなにより、多国籍の方々とコミュニケーションをとれたこと、そしてホストファミリー、友人とかけがえのない時間を過ごすことができました。私はこの経験は2度目の留学だからこそ得られたものだと思っています。

この留学で学んだことは数多く、今後の私の活力になっていくと確信しています。そして得られた様々な経験を通して、今後も常に目標や希望をもち、精一杯その目標や希望を実現できるよう努めていきたいと思っています。

このように内容の濃い4週間を過ごせることができたのは、ぐんま赤尾奨学財団にご支援いただきましたおかげです。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。